徳島県立 高等学校

人権教育講演会「自分らしく生きる〜性別違和を乗り越えて〜」 からのご感想


日時:平成28年7月

会場:徳島県

自分らしく生きるという言葉を聞いて自身も考える機会になりました。

<1年生 >

 

■性同一性障害の人はAB 型、左利きと同じくらいの割合の13人に一人いるということ。

性同一性障害の人が苦しみ、悩みを他の人(家族や友人)に話せないのは、周りの環境、雰囲気が話せない状況にしているということ。

 

「意味のないことは起こらない」という考えを持って悩んでいたことを強みにして、自分らしく生きているということが心に残りました。

 

今日、清水さんの講演を聴いて、清水さんはすごいなと思いました。

「自分らしく生 きている」ということです。

 

もし、自分が性同一性障害だったら、と考えてみました。

清水さんが感じているな編みや苦しみをすべて分かるわけではないけれど、私なら家 族や友人に性同一性障害のことを打ち明けられず、ずっと一人で悩んでいると思います。

 

でも清水さんは家族や友人に打ち明け、そして同じように性同一性障害である人を助けたいと思い、実際に助ける仕事、伝える仕事に就いています。

自分らしく生きている清水さんはかっこいいなと思いました。

 

 

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清水さんの講演を聴いて、自分らしく生きることがこんなに大変だということを初めて知りました。

これは、性同一性障害の方や性的マイノリティの方だけでなく、今の時代、 自分の意思を曲げずに生きていくのはすごく難しいと思います。

 

でも、きっ と自分なら乗り越えられる、と信じていれば、人はなんでもできるのではないかと思 いました。

私は今まで、性同一性障害の方はテレビの中だけで、私の周りにはいないのだろうと勝手に思い込んでいました。でも、AB 型の方や左利きの方と同じくらいだということを知り、もしかしたら自分がわからなかっただけで、友だちの中にいたのではないかと考えると何も知らない頃の自分が、知らないうちに傷つけていたこともあるのではないか、そう思うと辛くなりました。

 

 

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世の中にはいろんな人いて、自分が絶対だとは言えないと思います。なのに、「自分 中心の、自分しかいない、自分が正しい」と思って、自分と違う人をじろじろ見てごちゃごちゃいう人は、醜くてかわいそうだと思いました。

そんな人もいる中で自分を 通すことは難しいと思うし、自分だったらすぐに周りに合わせてしまうと思います。 (合わせきれてないけど)

 

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<2年生 >

 

■「自分らしく生きる」ということは、講演を聴いていく中ですごく大切だなと思いました。人との関わりは大切だと思いました。

私は人と関わることが苦手ですが、人と 関わることによって考え方が変わったり前向きになれたりするので、人との関わりを 大切にしていこうと思いました。

 

無意味なことなんてない、と言っていました。

今私 が頑張っていることは、意味のあることなんだと思いました。

 

 

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■はじめは驚いたけど、聴いているうちにすごいなと思うようになりました。

悩んだことも、苦しんだこともたくさん経験してきたのに、あんなに堂々と話せるようになっ たのは、周りにいた仲間のおかけなんだと思いました。

 

苦しんだり、仲間がいたから 今の自分がある、ということが一番心に残りました。

悩みを相談できる仲間っていい なと自分の中でうらやましいなと思うところもありました。

自分らしく生きる姿に尊敬しました。

私も自分らしいって何だろうと考えて、少しでも自分らしく生きられるようにしたいと思いました。

 

 

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■話の中に「偏見」という言葉が出てきましたが、私は性同一性障害の人に偏見はありません。人はみんないろんな感じ方や考え方があります。見た目も性格も異なります。

見た目が男でも心は女。例えばこういう人もいるから個性が出て楽しいと思います。

個性を生かして生活していきたいです。

 

 

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■私の身近な人に性同一性障害の子がいたので、その言葉は知っていました。

でもどう いうものかはあまり理解していなかったけど、今日の講演で理解することができまし た。その子自身、あまり気にした素振りをしていなかったけど、本当は気にしていたのかと思うと、もう少し気にかけていればよかったと思いました。

 

自分の性別や見た目、心が一致しないということは想像がつきませんが、見た目の子ことが違えば公共のトイレなども困るし、病気になっても生き辛いというのは、生きていく中でとても困ることだと思います。

 

そんな中で支えてくれた人たちがどれほど大切な存在なのか理解することができ、私もそういう人たちを探したいと思います。

 

 

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■清水さんは成長していく中でいろいろなことが起こって苦労をしてきたことが伝わってきました。私がもしも友達だったら、清水さんのことを応援できると思いました。

悔しいことや悲しいことを乗り越えてきた清水さんのすごく憧れました。

 

 

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■私は、清水さんが個性を出して生活していっていること、自分の意見を持っていることがとてもすごいなと思いました。私は小さいときからそんなに自分が悩んでいることを言わずに悩んで、人に言いたいことが言えなかったことが多かったです。

今日のお話を聞いて、もっと自分の個性を出していいんだと思いました。

ちょっと自分の考 えが変わったと思います。

 

 

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■一番心に残っているのが「自分らしく生きる」という言葉です。

私自身も「自分らし く」にこだわりを持っています。周りに流されて自分が分からなくなった時など私にもあるので、「自分らしく生きる」のは大切なことだと思いました。

 

性同一性障害について少しだけ聞いたことがあり、私も同性愛者だったりするので、 思わず清水さんの話に聞き入ってしまいました。

話の中で同性愛者という単語が出てきた時、どきっとしました。清水さんの過去を聞いて、いくつか自分にあてはまるものもあり、清水さんの苦しさ、辛さが深く伝わってきました。

清水さんには幸せにな ってもらいたいです。

 

 

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■十人十色という言葉がありますが、この言葉はどんなことにも当てはまると感じまし た。

ジグソーパズルのように隣に合うものはこれ、というわけではなく、それには多種多様なあてはめ方あるということが一番思ったことです。この講演を聞けてよかったです。

 

 

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■周りと違うことで、自分らしさや自分が誰かわからなくなってしまうことへの不安などもあるけど、自分はこうありたいという思いが大切だということがわかりました。

 

私はこういいた性に関して悩んではいないけど、自分らしさを大切にしていきたいと思いました。

 

 

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■私はお話を聞いて、困っている人の力になりたいと思いました。

自分は勉強も運動もあまり得意ではないですが、優しさはあると思ったからです。

清水さんのお話をみんなしっかり聞いてほしいと思いますし、間違っている世の中を変えていくのも必要なのではないかと思いました。

 

  

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■いろんな苦労をされてきたけど、自分らしく生きているのは素晴らしいなあと思いました。私も、辛いことや悲しいことがあっても、前向きに考えていけるようになりたいと思いました。人を差別したりせずに、人の気持ちをしっかりと考えられる人にも なりたいと思いました。

 

 

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<3年生>

 

■性同一性障害という言葉をよく聞きます。自分の周りには関係する方はいなくて、どう思うかなど考えたことはあまりなかったです。

 

今日、清水さんの話を聞いて心にしみて感動しました。

言いにくいことでも大勢いる前で、胸張って言えるって本当に素晴らしいことだと思うし、清水さんのように、もっと強く「自分らしく」生きていき たい、自分の考えをもって言えるようになりたいと強く思いました。

 

清水さんの周りの支える方たちが、本当に清水さんにとって心強くさせたのではないかと思いました。

 

「自分らしく生きる」という言葉を聞いて、私らしくってどんなことか考えました。

したいことをする、悩みがあることも魅力、そう清水さんから教えてもらって、少し自分らしさを持てた気がします。

周りに流されて、なんとなく将来を決めてきたけど、 今の私は、本当になりたいことを見つけてそれに向かって頑張ろうとしています。

 

清水さんのように何でも言える家族も友達もいるから、支えてもらっているから、今の自分がいる、ということも忘れずに生きていきたいです。

今までの講演の中で一番よかったです。

 

 

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■清水さんの悲しみ、苦痛、苦労、一見マイナスにとらえてしまう性同一性障害を、 プラスに変えていくのはかなり難しいことだったと思います。

それに、おそらく清 水さん一人では耐えられなかったと思います。

周りの人々の支えがあってこそ、乗り越えることができたんだと思います。

まず、性的マイノリティの人がとても多いことに驚きました。

 

気づいていないだけかもしれませんが、私は今まで一人も会ったと思ったことがありません。つまり、それだけ知られるのが怖い人や言い出せない人がいるということだと思います。

そういう人を受け入れられるように変わっていかなければいけないと思いました。

 

 

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■今日の講演で初めて性同一性障害の方と会ったので、とにかく驚きました。でも、今まで私が出会った人の中で、いたと思います。

辛くて苦しい思いをしている人がいたと思うし、今でもたくさんいると思います。

最近店に行くと、誰でもトイレがあるのがとても気になっていました。

清水さんの話を聞いて、今までと見方変わる気がします。

 

 

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■この講演を聴いて、最初の絵本の話で、目が見えない人や耳が聞こえない人など、そのほかの人たちがいる中で、自分の考え方や見方でネガティブなことばかりに気づくことだけでなく、ポジティブなことに目を向けることができることができることを改めて知りました。

 

その人が持っている病や障害に同情するのではなく、その人だからこそ持っているものに気づけることが大切だと初めて思い知らされました。

 

  

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■清水さんの話を聞いて心に残ったのは、「自分の悩みを話したくても話ができない」 というジレンマがあったということです。やはり誰にも打ち明けられないというのは、 とても悲しくて辛いことだと思います。

それを乗り越えていった清水さんはすごいと思いました。

 

 

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■これから生きていく中で、たくさんの人との出会いがあると思います。

今日の講演のことを思い出して、私も相談相手になれればいいなと思いました。清

 

水さんは今、パ ートナーである奥さんもいて、すごく幸せそうだと思いました。

勉強してもっと詳しく知りたいと思います。

 

 

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■まず一番初めに読んでくださった「どんなかんじかなあ」という絵本が印象深かったです。普段なにげなく過ごしていた自分も、何か少しのきっかけでより相手のことを理解してあげられるような人になりたいと思ったからです。そして、自分らしく生き る、ということは、簡単なことのようですごく私にとっては難しいので、清水さんの講演を聞いてから、重荷のようなものが軽くなりました。

 

生まれてきた時の体とは違う心を持っている人は、まず私の周りにそうそういないなと感じていました。しかし、それは清水さんが出会った先生のように、私に知識が足りなかっただけなのだと知ることができました。

 

 

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■私が感じたことは、やっぱり人の力はすごいなと思いました。

生きることをあきらめようと思っても、周りの仲間や家族に支えられていることはとても大きいことなんだと思いました。

 

「自分らしく生きる」これをモットーに清水さんのように素直で頑張れる人に私もなりたいと思った。心に残る素敵な講演でした。